多くの犬猫が持っている菌が人に感染!パスツレラ症とは?

皆さんは、パスツレラ症って知っていますか?
実は、この病気の原因菌をほとんどの犬・猫が持っているのです!!

しかも!!人にうつり、様々な症状を引き起こす人獣共通感染症です!
驚きですよね😲

とても身近にあり、うつる危険性あるのにも関わらず、あまり知られていないのが「パスツレラ症」です。
わんちゃん・猫ちゃんと暮らしている方は、必ず知っておいてくださいね🎵

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パスツレラ症とは?

パスツレラ症は、犬や猫などの口腔内消化器に常在する菌「パスツレラ菌」が、人に感染することにより引き起こされる病気です。

なんと、犬の約75%猫ではほぼ100%がこの菌を保有しています。

犬や猫から人にうつる感染経路として、引っ掻かれたり噛まれたりすることで傷口から菌が入り込んでしまう場合と、犬や猫がするくしゃみを人が飲み込んでしまう(飛沫感染)場合があります。

症状

犬や猫にとっては、常在菌のため保有していても症状は現れません

しかし、は感染してしまうと以下のような症状が現れる可能性があります。

呼吸器系

人のパスツレラ症の約60%が呼吸器系に症状が現れます。

〇風邪のような症状
〇気管支炎
〇肺炎

皮膚系

人のパスツレラ症の約30%が皮膚系に症状が現れます。

〇引っ掻かれた・噛まれた患部の痛み
〇  〃  発赤
〇  〃  腫脹
〇  〃  化膿
〇蜂窩織炎(※1)

その他の症状として、外耳炎や骨髄炎(※2)が挙げられます。
また、重症化した場合、敗血症(※3)や髄膜炎(※4)を起こし、命に係わることもあります

過去にパスツレラ症により亡くなった例もありますので、軽視できない病気です。

※1:皮下脂肪の辺りで細菌感染した状態
※2:細菌が骨に感染し炎症を起こした状態
※3:感染症にかかったことをきっかけに、様々な臓器が正常に機能しなくなる病態
※4:脳や脊髄を覆う膜が炎症を起こした状態

どんな人がかかりやすい?

免疫力がしっかりとある健康な方は、感染しても無症状の場合が多いです。

しかし、赤ちゃん高年齢者糖尿病など持病がある方は、免疫力が弱い、または、弱っている状態ですので感染し症状が現れやすいです。

パスツレラ症は、これと言って特有の症状がないため、病院に行ったとしても原因を特定することが難しい場合があります。

もし、「パスツレラ症かな?」と思われ、病院に行った際は、必ずペットを飼っていることを伝えましょう

治療法

パスツレラ症の治療には、ペニシリン系、セファロスポリン、系テトラサイクリン系などの抗生剤投与が効果的です。

ほとんどの場合、治療を開始すれば経過は良好ですが、持病のある方は重症化し長引くこともあります。

何よりも、早期治療を行うことが重要ですので、気になる症状が現れたらすぐに病院へ行きましょう!

パスツレラ症にならないために!

パスツレラ症に感染してしまう要因として、ペットとの濃密な接触が挙げられます。

わんちゃんや猫ちゃんを自分の子供のように思い、ついついキスや一緒に寝るなどの過度なスキンシップをしてしまいがちですよね。

とても気持ちはわかります!!
私もわが子は、本当にかわいくてかわいくて仕方がありません。

しかし、いくら愛するわんちゃん・猫ちゃんであっても、やはり私たち人とは違う生き物なので、病気をもらってしまうことがあります

もらってしまう病気は、パスツレラ症だけでなくその他にもたくさんあります

反対に人がわんちゃん・猫ちゃんにうつしてしまう病気もあります

(※猫の人獣共通感染症について→こちらの記事へ)
(※“初の死亡例” 「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」について→こちらの記事へ)

飼い主さんと、わんちゃん・猫ちゃんが幸せに暮らしていくためには、お互いが健康であることが大前提だと思うので、わんちゃんや猫ちゃんとの距離感を大切にし、また、触れた後は必ず手を洗うように心がけましょう。

まとめ

ほとんどの犬や猫が菌を持っているのにも関わらず、知名度が低いのが「パスツレラ症」です。

普段は健康であったとしても、少し体調が悪い時に感染し、症状が現れることもあるので、どんな人でも感染してしまう危険性があります。

犬と猫にとっては「パスツレラ菌」は常在菌なのでなくすことは不可能ですが、私たち人が、うつされない接し方をすることが重要です☆


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