乾いた咳が出る「犬パラインフルエンザウイルス感染症」とは?

今回は、犬の混合ワクチンで予防できる病気犬パラインフルエンザウイルス感染症についてお話します。

以前の記事「わんちゃんの風邪について」でもご紹介した病気です。
この病気のみの感染では、亡くなってしまう確率はそこまで高くはありませんが、状況によっては重症化して命に関わってくることもあります。
この病気は、一体どのような病気なのか、詳しく見て行きましょう。

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犬パラインフルエンザウイルス感染症とは?原因と感染経路

犬パラインフルエンザウイルス感染症は、“犬パラインフルエンザウイルス”が原因となる感染症です。
インフルエンザという名前は入っていますが、人のインフルエンザウイルスとは違うウイルスなので人には感染しません。ご安心ください🎵

このウイルス自体は弱いウイルスなのですが、感染力が非常に強く、他のウイルス(アデノウイルスなど)と混合感染することで、「ケンネルコフ」を引き起こす可能性があります。

主な感染経路は、感染犬の咳・くしゃみなどにより飛び散ったウイルスを吸い込む飛沫感染感染犬の鼻水・尿・便などに直接触れる接触感染です。

感染して回復したとしても、約2週間は体の中にウイルスが残っていますので、今度は自分のわんちゃんが“感染源”となり、他のわんちゃんにうつしてしまうことがあるため注意が必要です。

症状

〇咳(カッカッと乾いたようなしつこい咳)
〇発熱
〇鼻水
〇くしゃみ
〇元気がなくなる
〇食欲不振 など
症状は、一般的な風邪症状です。免疫力がしっかりとある成犬の場合、無症状や軽症の場合が多いのですが、免疫力の弱い子犬や高齢犬などの場合は、重症化しやすく亡くなってしまうこともあります。

また、成犬でも他のウイルスや細菌と混合感染をすることで、肺炎など重度の症状を引き起し、命に関わるほど重篤な状態に陥ることもあります。

治療法

犬パラインフルエンザウイルス感染症自体を、治す治療法はありません。
よって、二次感染予防のための抗生剤の投与や、症状が重い場合は点滴を行うなどの「対症療法」が行われます。

あまり強い症状が現れる病気ではありませんが、中には重症化してしまうケースもあります。
感染してしまったら、自宅でも高栄養のごはんを与えたり、脱水にならないように水分補給を十分にしてあげたりなど、体力が少しでも早く回復するように努めてあげてください。

予防法

犬パラインフルエンザウイルス感染症の最も効果的な予防法は、混合ワクチン接種です。
(混合ワクチン接種についてはこちらの記事へ!!)
特に、子犬の時期は、適切な時期に適切な回数接種しなければ、十分な免疫を得ることができません。
(ワクチン接種プログラムについてはこちらの記事へ!!)

ワクチン接種をしたからといって、絶対に感染しないというわけではないのですが、接種をしていたら、感染する危険性をかなり軽減させることができますし、仮に感染してしまったとしても軽症で済む場合があります。

しかし、ワクチンにもまれではありますが副作用というデメリットがありますので、獣医師とよく相談してから接種することを決めてくださいね✨

まとめ

犬パラインフルエンザウイルス感染症は、単体で感染した場合はそこまで怖い病気ではありませんが、他のウイルスや細菌などと混合感染してしまうと怖い病気に変わってしまいます。
重症化してしまうと、大切なわんちゃんにとてもつらく苦しい思いをさせてしまいます。
この病気は予防法がある病気ですので、ぜひ、ワクチンを接種してわんちゃんを守ってあげてください!


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