激しい下痢や嘔吐を引き起こす「犬パルボウイルス感染症」とは?

今回は、犬の混合ワクチンで予防できる病気犬パルボウイルス感染症についてお話します。
以前の記事「わんちゃんの下痢について」でも少しご紹介した病気です。

この感染症は、下痢を主症状とする病気で、命を落としてしまう確率が高い恐ろしい病気です。
適切に予防して、この病気からわんちゃんを守ってあげましょう✨

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犬パルボウイルス感染症とは?原因と感染経路

犬パルボウイルス感染症は、自然界のウイルスの中でも最も小さいウイルス、“犬パルボウイルス”に感染することで引き起こされる感染症です。
とても感染力が強く、1970年にこのウイルスによって多くの犬が亡くなってから、一気に世界中に広まりました。

主な感染経路は、感染した犬の便や嘔吐物を口から摂取する「経口感染」です。
同じ食器の使い回しや、人が感染した犬を触ったあと、手や服を消毒せずに他の犬を触ってしまうことで感染してしまいます。

犬パルボウイルスの恐ろしさ

犬パルボウイルスは恐ろしい感染症と言われる理由のひとつとして、生存能力の高さです。
感染した犬から排出されたウイルスは、外・家の中に関わらず、自然界で半年~1年間ほど生きられるのです!!

また、消毒液に対する耐性も強いので、一般的なアルコール(エタノール)では、ウイルスはなくなりません。
有効な消毒薬として、次亜塩酸ナトリウム(ハイターなど)が挙げられます。
感染犬が使用したものは、徹底的に消毒を行いましょう❗

症状

犬パルボウイルス感染症の症状は、消化器系に現れる場合≪腸炎型≫と呼吸・循環器系に現れる場合≪心筋炎型≫がありますが、圧倒的に腸炎型が多いとされています。

腸炎型

〇激しい嘔吐
〇下痢
〇血便(トマトジュースのような)
〇粘膜便(ゼリーやゼラチンに包まれたような便)
〇脱水症状 など

特に発症しやすい犬は、母親からもらった免疫が消えてしまう生後6~16週頃の子犬です。この時期に感染し、適切な治療を行わなかった場合、1~2日ほどで亡くなってしまう確率が非常に高いです。

心筋炎型

〇嘔吐
〇息切れ
〇呼吸困難
〇悲鳴
〇脱水症状 など

お母さんのお腹の中にいた際に感染してしまった場合や生まれてすぐに感染してしまった場合に多いです。
今まで元気にしていた犬が、急に悲鳴をあげ、嘔吐や呼吸困難などの症状が現れ、突然亡くなることもあります。

治療法

犬パルボウイルス自体を撃退する治療法はありません。
二次感染を防ぐため抗生剤の投与を行い、下痢や嘔吐など症状が重い場合は症状に合わせた投薬治療が行われます。
恐ろしい病気ではありますが、早期にきちんと治療を行えば1週間ほどで回復することが多いです。

しかし、症状が治まっても完全に治るまでは1ヶ月程かかることもありますので、引き続き消毒は徹底して行う必要があります。

犬パルボウイルス感染症に感染したと思ったら…

この病気は非常に感染力が高いため、この病気が疑われる場合は、動物病院へ行く前に必ず電話をしてから行きましょう。

病院に来る他のわんちゃんにうつしてしまうことが無いようにするためです。
病院によっては、時間指定や病院に着いても駐車場で待機をしていてくださいなど指示が出ることもあります。

予防法

犬パルボウイルス感染症の最も効果的な予防法は、「混合ワクチン接種」です。
(混合ワクチン接種についてはこちらの記事へ!!)
特に、お家に来て間もない子犬の場合は、適切な時期に適切な回数、ワクチンを打つ必要があります。
(ワクチン接種プログラムについてはこちらの記事へ!!)

ワクチンはメリットだけでなくデメリットもありますが、この病気を予防するにはワクチン接種が一番です。
かかりつけの獣医師さんと相談して適切な予防をしてあげて下さい🎵

まとめ

犬パルボウイルス感染症って、本当に恐ろしい病気ですよね。
しかし、早期に感染したことに気付き、治療を行えば命を救うことができます。

飼い主さんは常にわんちゃんの様子を観察し、些細な変化も気付いてあげられるようになりましょう。
病気は予防できるものとできないものがありますが、犬パルボウイルス感染症は予防できる病気です。
ワクチンを接種してこんな辛く苦しい病気からわんちゃんを守ってあげませんか?


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