愛犬から病気をもらうことも?!犬と人がうつし合う「人獣共通感染症」とは?

今回は、犬の「人獣共通感染症(ズーノーシス)」についてお話したいと思います。

よくテレビなどで、わんちゃんが飼い主さんの顔をベロベロ舐めている映像を観ますが…

これ、実はかなり危険な行為なのです⚠

とても情熱的に“好き💕”の感情を表してくれるわんちゃんですが、濃厚なスキンシップをすることにより、わんちゃんから病気をうつされたり、反対に飼い主さんがわんちゃんに病気をうつしたりすることがあります。

動物から人へ、人から動物へうつし合う病気のことを、
人獣共通感染症、英語でZoonosis(ズーノーシス)といいます。

意外と身近にたくさんの人獣共通感染症がありますので、飼い主さんとわんちゃんの健康のためにも知っておきましょう✨

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人獣共通感染症の原因と感染経路

猫のズーノーシスでもお伝えしましたが、原因と感染経路は犬も同じです。

人獣共通感染症の主な原因は、細菌・カビ・寄生虫などです。

これらの原因物質が、接触感染(原因物質に直接触る)、経口感染(口から原因物質を摂取する)、経皮感染(皮膚の傷口から原因物質が入る)することで病気をうつしあってしまいます。

犬と人の人獣共通感染症

犬と人の人獣共通感染症はたくさんありますが、代表的なものをご紹介します。

”症状”については人に現れる症状を記載しております👌

狂犬病

病名に「犬」という文字が含まれていますが、実は犬だけでなく、猫・きつね・アライグマなどの哺乳類が感染源となります。

人は感染した動物に噛まれることで感染し、発症すると100%亡くなってしまいます。

主な症状:興奮・水が恐い・神経症状・麻痺・幻覚 など

日本での発症は、60年ほど無いのですが、日本は島国なのでかろうじて防げているだけで、日本の近隣国(中国・韓国・台湾など)は狂犬病により人が亡くなっています

明日にでも日本に入ってくる可能性があり、危機はすぐ近くまで迫っています‼

日本では、法律で狂犬病の注射が義務化されていますが、接種率は50%を切っていると言われています。

もし、今の接種状況の中で日本に狂犬病が入ってきてしまったら、すぐに蔓延してしまいます。

日本に狂犬病を入れない為に、もし入って来ても蔓延させないために必要な注射です。

狂犬病の予防接種は任意ではありません!必ず打たなければいけない義務です。

違反が発覚すると20万円以下の罰金を課せられます。
必ず接種を行いましょう♪

レプトスピラ症

レプトスピラ症は主にねずみの尿から感染する病気です。

犬は、感染したネズミの尿で汚染された土や水たまりなどに接触することで感染します。

主な症状:風邪のような症状・黄疸・出血・腎障害 など

重症の場合は、亡くなってしまう非常に恐ろしい病気です。

この病気は、犬の混合ワクチンにより予防することができます。

ワクチン接種についてはこちらの記事をご覧ください🎵

ノミ・マダニ感染(外部寄生虫症)

ノミやマダニは人にも寄生して血を吸います。

ノミ・マダニに刺された跡は、蚊に刺された時のように赤く腫れ、強いかゆみが長期間続きます。

特に、マダニは体内に様々なウイルスを持っており、人の血を吸う際に人の体内にウイルスを注入します。

マダニによる主な感染症は以下の通りです。

●ライム病
(筋肉痛・関節痛・発熱・神経症状・麻痺 など)

●Q熱
(発熱・頭痛・筋肉痛・倦怠感などインフルエンザに似た症状)

●重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
(発熱・食欲不振・神経症状・頭痛・筋肉痛・出血しやすくなる など)

SFTSについては、亡くなってしまう症例もあり、ニュースなどでも多く取り上げられているので知っている方も多いのではないでしょうか?

皮膚糸状菌症(白癬菌)

カビが原因で起こる皮膚病で、人では水虫・たむしと呼ばれる病気です。

主な症状:皮膚が円形状に赤くなる、水ぶくれ、かゆみ など

私、これ感染しました😅
私の場合、野良猫からもらい、腕に症状が現れました。

大した症状ではないですが、地味にかゆみが続きますし、見た目もなんだか気持ちが悪いですし…

なにより、「水虫になった!」ってことがちょっとショックでしたね(笑)

回虫症(内部寄生虫症)

感染している犬の便中にある、回虫の卵を人が口から摂取してしまうことで感染してしまいます。
犬の糞の片づけや、犬の毛に卵が付いていて遊んだ後に手を洗わなかった際に口にしてしまうことがあります。

主な症状:発熱・咳・てんかん発作・視覚障害・失明 など

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以上がよく見られる犬と人の人獣共通感染症です。

今回はほんの一部しかご紹介できませんでしたが、上記以外にも恐ろしい人獣共通感染症はありますので、犬との接し方は十分に注意をしなければなりません。

まとめ

とっても愛おしくかわいいわんちゃんですが、恐ろしい病気をうつしあってしまうことがあります。

大切なことは、「過度なスキンシップ(キス・顔を舐めさせる・一緒に寝るなど)を避けること」です。

また、わんちゃんと触れ合ったあとは必ず手を洗いましょう

さらに、混合ワクチン接種や、外部・内部寄生虫の予防薬を付ける、飲ませるなど、あらかじめ予防を行いましょう!!

わんちゃんとの楽しく幸せな生活を送るために、お互いの健康維持を大切にしてください☺


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