目やにが大量に出る「猫クラミジア感染症」とは?

今回は、猫の混合ワクチンで予防できる病気猫クラミジア感染症についてお話します。
この病気で、“猫のワクチンで予防できる病気シリーズ”最後となります☺☺

以前の記事「猫風邪について」でもご紹介した病気です。
実はこの病気、とてもまれですが人にもうつってしまう人獣共通感染症」です。

猫ちゃんと飼い主さん、どちらの健康も守れるように、この病気について学びましょう♪

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猫クラミジア感染症とは?原因と感染経路

猫クラミジア感染症は、細菌の一種である“猫クラミジア”に感染することにより発症する病気です。
先ほどお伝えしたように、ごくごくまれですが人にも感染してしまう「人獣共通感染症」です。

一番多い感染経路は、感染した猫に直接接触することです。クラミジアは、感染した猫の唾液や鼻水、尿、便などに含まれており、まだ感染していない猫の目、鼻、口から侵入します。
そのため、猫同士のグルーミング(舐め合い)や食器の共有などでうつしあってしまいます。

症状

主な症状は、一般的な風邪症状です。
〇粘着性の目やに
〇結膜炎
〇鼻水
〇くしゃみ
〇咳
〇気管支炎
〇肺炎(重症の場合) など

特徴的な症状である、目やに・結膜炎については、まず片方の目から炎症が始まり、のちに反対の目にも同じ炎症が現れます

特に、免疫力の弱い子猫は重症化しやすく、命を落としてしまう場合もあります。
体力・免疫力のある成猫であれば2~6週間ほどで自然に回復することがありますが、適切な治療を行わなければ、体内にクラミジアが残ってしまうことがほとんどです。

体の中にはクラミジアが存在するが、症状が出ていない状態となり、他の猫にうつしてしまう感染源となってしまいます。

また、体内にクラミジアが常にありますので、他の病気にかかってしまった時、ストレスを感じた時など、免疫力が弱っている時に再発してしまうこともあります。

人が感染した場合の症状

人が感染してしまった場合に見られる症状は、結膜炎です。
特に、愛猫ちゃんがお外に遊びに行く場合や、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭はお気をつけください。

治療法

猫クラミジア感染症には、効果的な抗生剤があります❗❗
主に、点眼・点鼻薬の投与や、全身投与(薬を飲ませるなど)を行います。

ここで注意しなければならないことは、治療を始め、症状が良くなったとしても絶対に治療を途中でやめないでください!!

クラミジアを完全に体から消滅させるには、2~3週間ほど、薬を投与する必要があります。
見た目で「良くなった!」と思って、途中で治療をやめてしまうと、体内の中にクラミジアを残してしまいます。残してしまったクラミジアは、体内でずっと生き続けます。

処方された薬は、必ず決められた日数・回数を守って継続して投与してください!!

予防法

猫クラミジア感染症の効果的な予防法は、「混合ワクチン接種」です。
(混合ワクチン接種についてはこちらの記事へ!!)
特に、お家に来たばかりの子猫は、適切な時期と回数、ワクチンを打つ必要があります。
(ワクチン接種プログラムについてはこちらの記事へ!!)

しかし、ワクチン接種は完全に病気を防ぐことはできません。もっと予防線を張るには「混合ワクチン接種+完全室内飼い」をすることです。

外の世界には、さまざまな恐ろしい病気があります。猫クラミジア感染症のように人にも感染してしまう病気もあります。また、交通事故に遭ってしまうことあります。猫ちゃんの命を守るためにも「完全室内飼い」にすることをオススメします。

まとめ

猫クラミジア感染症は、しっかりと治療を行わないと、一生体の中に存在してしまう病気です。
こうなってしまうと、猫ちゃんだけでなく、飼い主さんの健康にも影響を及ぼしてしまいます。

この病気は感染力も強いので、治療してくれる飼い主さんがいないノラ猫ちゃんのほとんどは、クラミジアを持っていると思っておいてください。

外に遊びに行くことは、あまりオススメできませんが、外で飼っている猫ちゃん・外に遊びに行く猫ちゃんは特に、ワクチンを接種してかからないように予防をしてあげてください!


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