致死率が高い病気「猫白血病ウイルス感染症」とは?

今回は、猫の混合ワクチンで予防できる病気猫白血病ウイルス感染症についてお話します。

この病気は、私にとって特別な病気です。
それは、この病気で愛猫を亡くしたからです。
(ここから私の反省文が始まります、ちょっと長いですがお付き合い下さい(^_^;) )

私が高校生の時、野良として生まれた1匹の子猫が、家にやってきました。
他にも猫を飼っていましたので、里親を募集していたのですが、なかなか決まらず…
なんだかんだで家のにゃんこ🐱となりました。

しかし、私も私の親も感染症やワクチンについての知識が無く、予防といえばノミダニ駆除と去勢手術程度しか行いませんでした。
さらに、基本家の中で飼っていたのですが、外にも遊びに行っていました(田舎なので、昔ながらの飼い方をしていました)

外でウイルスをもらってきたのでしょうね。
気付いてあげるのが遅く、その子は3歳という若さで亡くなってしまいました。

完全に飼い主の責任です。何年経っても申し訳ない気持ちは消えません。

ちなみに、私がワクチンや感染症の知識をしっかりと持つようになったのは、動物専門学校に通うようになってからです。
専門学校に通い出す前にも、数匹の猫を飼っていましたが、感染症予防は行っていませんでした。
私のような無知な飼い主が少しでも減るように、この病気についてお話したいと思います。

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猫白血病ウイルス感染症とは?原因と感染経路

猫白血病ウイルス感染症は、“猫白血病ウイルス”に感染することにより発症する病気です。

人にとっても白血病も恐ろしい病気なので、人にも感染するのか心配になると思いますが、猫以外の動物に感染することはありませんので、まず安心してください。

ウイルスは、感染している猫の唾液や涙、血液、尿、便などに排出されますので、ケンカやグルーミング(舐め合い)、食器の共有などで感染してしまいます。

また、感染猫が妊娠している場合は胎盤を通して、授乳をしている場合は乳汁を通して子猫に感染してしまうこともあります。

症状

この病気の特徴として、「急性期」「持続感染」という感染後の“時期”があることです。

急性期

感染して1ヶ月程経ち、症状が現れる時期。
免疫力がしっかりある子は、この時期に適切な治療を行えば回復し、ウイルスが体内から消えることもあります。

〇食欲不振
〇元気がなくなる
〇発熱
〇貧血(耳や歯茎など粘膜が白くなってないかチェック)
〇下痢
〇鼻水
〇口内炎
〇リンパ節の腫れ など

持続感染期

急性期の症状から回復したのにも関わらず、検査をすると陽性になる時期。

子猫高齢猫他の病気にかかっていて免疫力が弱い猫が持続感染となりやすいです。
特に子猫の発症は亡くなってしまう確率が高いとされています。

〇リンパ腫(癌)
〇腎臓病
〇口内炎(慢性的)
〇貧血
〇流産 など

猫白血病ウイルス感染症に感染したからといって、必ずしも重症となったり亡くなったりするわけではありません。
中には、感染しているのに無症状(不顕性感染)で寿命まで生きる子もいます。

しかし、一度、発症してしまうと症状が回復したとしても、3年以内に約80%の確率で亡くなってしまうというデータがあります。

治療法

猫白血病ウイルスを撃退する治療法は存在しません
発症して初期の場合は、二次感染を防ぐ抗生剤の投与や、免疫を高めるインターフェロンの投与が行われ、さらに貧血が酷い場合は輸血を行うなど症状に合わせた治療を行います。(対症療法)

急性期は、免疫を高め自然治癒を目指します。お家の中でも免疫を低下させない為になるべくストレスとなるものを取り除いてあげましょう。

悪性リンパ腫を発症している場合、治療を行わないと1~2ヶ月ほどで亡くなってしまいます
治療は主に「抗がん剤」投与などの化学療法が行われると思います。適切な治療によって、半年~2年ほど延命することができます。

予防法

猫白血病ウイルス感染症の効果的な予防法は、「混合ワクチン接種」です。
(混合ワクチン接種についてはこちらの記事へ!!)
特に、お家に来たばかりの子猫は、適切な時期と回数、ワクチンを打つ必要があります。
(ワクチン接種プログラムについてはこちらの記事へ!!)

猫白血病ウイルス感染症が含まれているワクチンを接種する場合、接種前に、そもそも感染していないか検査をする必要があります。
検査で陰性を確認してから、接種可能となります。

しかし、ワクチンを接種したからといって100%感染しないわけではありません。
特に、この病気は感染し発症してしまうと命に直結してしまうほど恐ろしい病気です。

もっと予防を強めるためには、「混合ワクチンを接種」すること、プラス、そもそもウイルスに接触させない「完全室内飼い」を徹底することです。

まとめ

私は、大切な我が子をこんな辛く苦しい病気に感染させてしまいました。
知識が無いことは本当に恐ろしいことです。

私は、今も猫を飼っていますが、この病気で亡くなった子をきっかけに一切外には出さず、ワクチンも接種するようになりました。

本当に苦しい病気です。世の中には予防できない病気がありますが、この病気は予防できます。
心から愛している猫ちゃんであるならば、予防をしっかり行いましょう🙏


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