犬と猫のワクチン接種の危険性。副作用ってどんなことが起こる!?

前回の記事まで、“犬と猫の混合ワクチンで予防できる病気”をたくさんご紹介してきました。
その中には、命に直結するような恐ろしい病気や、人にもうつってしまう人獣共通感染症もありました。

*参考*
🐶犬のワクチン接種についてはこちらへ
🐱猫のワクチン接種についてはこちらへ

ワクチンを接種して病気を予防することはとても重要なことで、どこの動物病院でも毎年接種することが推奨されているのですが、ワクチンには「副作用」というデメリットが存在します。

この副作用が怖いから、ワクチン接種することを渋ってしまう飼い主さんもいらっしゃると思うのですが、具体的にどうようなものが副作用なのかご存知でしょうか?
今回は、ワクチン接種による副作用について詳しくお話したいと思います(^^♪

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ワクチン接種による副作用ってどのくらいの確率で起こる?

まず、ワクチンは「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2タイプに分けられます。

生ワクチン:毒性の弱い、または、毒性を弱めた細菌やウイルスを生きたまま使うワクチン
不活化ワクチン:生きていない細菌やウイルスの中の、抵抗力を作るために必要な成分のみを取り出して、病原体が体の中で増殖しないように処理されたワクチン

犬や猫に接種する狂犬病ワクチンや 混合ワクチンは、「不活化ワクチン」です。

もともと体に対する害をなくしたワクチンなので、副作用が起こる頻度はとても低いと言われ、正確な数字は確認できなかったのですが(申し訳ございません💦)、命に関わるほどの重い症状が現れる確率は、数千~数万分の1ほどだとされています。

そう考えると、感染症は外の世界にたくさんありますので、ワクチンの副作用によって命を落としてしまう確率よりも、病気に感染してしまう確率の方が断然高いと思われます。

副作用の症状

ワクチンによる副作用は、接種後すぐに起こるパターンと、数時間後に現れるパターンがあります。

接種後30分以内

アナフィラキシーショック(呼吸困難、けいれん、血圧低下など)

アナフィラキシーショックはハチに刺された例が有名ですね。
1回目ハチに刺された時に、毒に対して体は自分自身を守るために抗体を作るのですが、2回目に刺された時に1回目で作られた抗体が過剰に反応することでショック症状が起こります。
ワクチン接種によるアナフィラキシーショックも同じ原理です。

もし、この反応が起こってしまったときは命に関わるため、早急な対応が必要です。
そのため、動物病院ではワクチン接種後30分程度、院内で様子を見て、異常がなければ帰ってもいいよ!言われると思います。

接種後1日以内(まれに2~3日以内)

〇食欲不振
〇元気がなくなる
〇下痢
〇嘔吐
ムーンフェイス

接種後すぐは特に問題なくても、お家に帰ってから異常が見られる場合があります。
いつも以上にワンちゃんや猫ちゃんの様子をしっかりと見てあげてください。

特に犬(ダックスなど)に多いのが、ムーンフェイスです。直訳すると“お月様顔”、その名の通り、お月様のようにパンパンに顔が腫れることです。

いずれの症状もワクチンが影響した一時的な症状なので、時間がたてば自然とおさまることが多いのですが、症状がみられた時には、動物病院へ連れてくことをオススメします。

接種後1週間以上

〇接種したところにしこりができる

注射の針が刺さった跡に、しこりができることもあります。通常は1ヶ月ほどで自然となくなるのですが、注射によるものではない(癌など)の可能性も考えられるので、念のために受診することを推奨します。

さらに、猫の場合ですが、接種後数か月~3年くらいの間に注射の跡に「繊維肉腫」という悪性腫瘍ができることがあります。本当にワクチンが影響して起こるのか、まだ明確にわかっていないのですが、まれにこのようなことも起こることを知っておいてください。

まとめ

症状を詳しく見てみると、やっぱりワクチン接種って怖い…と思われた方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、ワクチン接種をすることによって起こる副作用は、滅多にないことで、ほとんどのわんちゃんや猫ちゃんはワクチンを打ったあとも元気にしています。
ワクチンを開発する会社も、副作用が起こる可能性をゼロにするために研究をし続けています。

そう言われても心配は完全になくならないと思いますので、極力副作用が起こる可能性を低くするためにも、ワクチンを接種する日は「わんちゃんや猫ちゃんの体調が万全の日に設定しましょう。

副作用が怖いからワクチンを打たないという選択は賢明ではありません。もちろん副作用のことは心配要素ですが、感染症にかかる方がよっぽど辛く苦しい思いをさせてしまいます
お家の中で飼っているから…といっても感染してしまう可能性はあります。
あらゆる感染症からわんちゃん・猫ちゃんを守るためにしっかりと予防を行いましょう💉


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